今回は、Gマーチ付属高校の中で人気のある立教新座高校、明大明治高校、中大付属杉並高校についてお話します。
立教新座高校
入試日程の関係で、早慶付属高校志望受験生の「お試し受験」として偏差値が高くなっています。
もちろん、早慶のすべり止めというだけでなく、立教大学に進学できるので人気が高い高校です。
英語:非常に難易度が高く、勝負科目と言えるでしょう。
リスニング、長文読解(例年2問)、会話文、英文法、更に英作文の出題もされる年もあります。
対策としては、先ず、高校1年程度の英単語・英熟語・英文法(仮定法・分詞構文等)を身に付けなければなりません。さらに、時間が厳しいため、英文を全部読まずとも解答できるよう過去問などを参考に演習を積むことが必要です。
数学:難易度は高く、見慣れない問題が出題されます。
ただ、受験生であれば誰もが知っているような出題あるため、他の受験生が得点するような問題は必ず得点することが必要です。
対策は、遅くとも中3の夏休み前に中学の範囲を終え、二次関数・平面立体図形・確率等の出題頻度の高い問題を過去問を参考に解答することです。
国語:例年大問2~3問の出題です。抽出問題や書かせる問題が多いので、時間管理が勝負です。
中学生が普段考えないテーマの評論やいわゆる大人の内容の小説が出題されるので、立教新座の過去問はもちろん早慶・Gマーチ付属校の過去問を通じて出題に慣れる必要があります。
明大明治高校
Gマーチ大学で人気ナンバーワンの明治大学にほぼ全員進学できることから人気があります。
日程的に、明大中野高校及び青山学院高校とバッティングします。
千葉・埼玉でのお試し受験で残念だった方は、明大中野を受験する方が合格可能性は高まるでしょう。
英語:出題量が多く、事務処理能力が試されます。
立教新座高校同様あらゆる出題があります。大問の数が多いですが、英文の難易度は立教新座高校より易しなので、できそうな問題から確実に解答することが大切です。
対策としては、立教新座高校とほぼ同じです。
数学:一見標準的な問題のように見えますが、そう簡単ではないのでご注意ください。
特徴点は「正答でも、計算式がないものは点数無し」だそうです。
裏を返せば、部分点を頂けるチャンスです。
国語:漢字・語彙の対策をしましょう。
大問1問分全て、漢字や語彙の問題ですから、対策は早めに。
中大杉並高校
例年入試日が2月10日なので、慶應義塾・早実・中大付属とバッティングします。
千葉・埼玉でのお試し受験で残念だった方が早慶から流れてくるため、また、人気学部である法学部の首都圏回帰から、偏差値は高くなっています。