高校入試で国立・開成・早慶付属校、もしくは、大学入試で国立・早慶上智Gマーチを目指している方は、中2・高2の冬休みには本格的な受験勉強を始めるべき(基礎学力があるのが前提)であるという理由につき、今回はお話します。
中2・高2で中学または高校での履修範囲を終わらせるため
偏差値が高い高校・大学を現役で突破するためには、最終学年の4月から
志望校の過去問演習並びに模試受験→弱点であると判明した単元を問題集等で復習・補強→志望校の過去問演習並びに模試受験、というサイクルが必要となります。
未履修の単元が多数ある場合、上記サイクルが困難であることから、少なくとも教科書レベルで最終学年時に未履修分野を残していないことが必要となります。
学校の授業によるフォローは難しいため、自習・塾や予備校・家庭教師等を用いて、先取り学習しなくてはなりません。
自分に合った塾・予備校・家庭教師を見つけるため
志望校合格のために過去問演習は必須ですが、一般に
◆過去問の解答集は不親切でわかりにくい
◆記述式の場合、配点が不明
という難点があります。
上記を補うため、塾・予備校・家庭教師を利用する必要があります。
大学受験では駿台・河合塾、高校受験では早稲田アカデミー、等が選択肢になりますが、たとえどんなに合格実績が豊富でも、自分のレベルに合致しているか確かめるのには時間を要します。また、最上位クラスでない場合には教師や生徒のレベルが落ちるので注意が必要です。
一方、家庭教師の場合には個人差が大きく(当たりはずれが大きい)、また、生徒さんとの相性等色々な点で合う合わないが生じます。
いずれの教育機関を選択したとしても、自分の希望するところと合致しないと感じた場合には、早めに別の教育機関を選んだ方が無難です。
教育機関の変更はカリキュラムの点から、最終学年の夏休み前に行い、それ以降は入試まで変更しない方が良いと思われます。
以上のように、自分に合った教育機関を探しだすのは、いざやってみると、考えているよりも大変なことが多いため、本格的な受験勉強開始時を早めに設定する必要があります。
言い換えれば、自分に合った教師を見つけることに成功すれば、合格可能性は高まることになります。
それではまた。