今回は、科目別対策です。
総論
当方の生徒さんに後日ヒアリングしたところ、
合格には(自己採点で)210点以上(女子は220点以上)必要
と思われます。
概して、(早稲田は大学もそうであるが)国語の難易度が高いため、早慶付属校の中では難易度が低い数学で点数を稼ぎ、英語は平均点をとるつもりが良いと思われます。
つまり、英数で160点以上、国語50点以上を目標とするのが戦略として妥当でしょう。
各論
英語
文法問題と長文2題(評論・物語・会話文)で50分。
ほとんど選択問題だが、英文和訳や和文英訳もあり、簡単ではありません。
最低でも、高1ないしは英検2級レベルの英語力が必要。
高度な語彙力、並びに、素早い処理能力が試されます。
シリウス・新中問の発展編は遅くとも夏休み前に仕上げておきたいです。
詳しくは、過去の記事を参照ください。
夏休み中に、
ならびに、
を解答しておきたいです。
熟語帳は、Wアカの「難関高入試対策 英熟語必勝トレーニング」がおススメ。
9月からは、本庄だけでなく、併願も見据えて、高等学院や早実の過去問にも目を通しておくべきです。
英文和訳や和文英訳は配点が高いと考えられるため、必ず教師に添削してもらってください。
数学
夏休みまでに、最低でも
を2周しておくのがよいと思われます。
その後、英語同様「難関高校入試対策 精選問題集」を2周。
入手可能な方は、(かなり骨が折れるが)〇アカの上位校への数学「スタンダード」~「ファイナル」を2周。
過去問には、遅くとも11月から取り掛かりましょう。
早慶付属校レベルになると、例年「見たことのない、その場で考えさせる問題」に遭遇します。
心理的負担を減らすためにも、いわゆる典型問題については、要領よく短時間で解答できるだけの勉強量が必要です。
それゆえ、数学に関しては、典型的な問題を何度も繰り返し、間違えないレベルにすることはもちろん、日々見たことのない問題を解答する練習をすることが必要になってきます。
国語
評論・物語のいずれもレベルが高く、大学受験に出題されてもおかしくないような文章です。
ただ、設問は大学受験レベルではないので、「漢字」「記号選択」「抜き出し」問題で確実に得点し、配点の高い「自分の言葉で説明する問題」は半分採るくらいの気持ちで臨むのが良いです。
早稲田付属高校の国語は難易度が高いが、受験勉強という観点から、国語にかけられる時間はあまりないことを肝に銘じておきましょう。
それゆえ、漢字や語彙力に関しては、問題集で日頃から養成する必要があるが、読解の問題集に関しては、自身の英数の進度に合わせて、教師と相談して決めてください。
過去問については、最低2周はしたいです。
終わりに
早稲田大学進学という「プラチナチケット」は、並大抵の努力では手にすることができません。
ただ、早慶大学入試における一般入試の難易度と大学入学共通テストの先行き不透明さを勘案すると、高校入試で頑張る価値はあると思いますが、いかがでしょうか?