家庭教師で志望校合格

東京23区内で中高浪人生の家庭教師をしています。塾や予備校に頼らず、確実に志望校合格を目指します。当方の指導を希望する方は、ブログ内の面談要領をご覧ください。

お子さんの成績不振は誰のせい?

f:id:prokatei92:20160302202102j:plain

良かれと思ったことが・・・

 

お子さんの成績不振の原因

有名な塾に通わせているのに、家庭教師を付けているのに、

通知表の成績は年次ごとに悪くなり、塾でのクラスのランクは落ちていくばかり。

 

このような悩みをお持ちのご家庭は大変多く存在します。

 

多くのご家庭は、打開策として

1、塾の授業の補習と入試対策を両立を目指して、家庭教師を付ける

2、英会話教室に通わせる

3、苦手科目につき、個別指導塾に通わせる

等の方法をとりますが、上手くいった例はあまり耳にしません。

 

もちろん、成績不振に関し、お子さんの能力の問題ぬきで議論できませんが、

わたくしが考える大きな原因は親御さんの選択にあると断言します。

 

お子さんは別人格

子を持つ親として、お子さんの将来を思い、

より偏差値の高い学校への入学を希望されるお気持ちは痛いほどわかります。

 

日々の仕事で忙しい中、お子様のためを思い、入試までの学習計画

をたてる親御さんはご自身が高学歴・高収入である場合が多い気がします。

ご自分が実践して成功した方法をお子様に伝授しようという考えも無理はありません。

 

しかしながら、血はつながっていても親と子は別人格であり、

親御さんの時代と現代とでは大きく入試を取り巻く社会情勢が

異なっていることを今一度お考え下さい。

 

毎日がブラック?

 

進学塾に週3~4回、英語塾と個別補習塾にそれぞれ週1回、

加えて、委員会やクラブ活動等の学校行事を含めると、

お子さんは息つく暇もありません。

 

進学塾では、基礎的な事項は履修済みであることを前提として、入試に直結するような講義がなされ、クラス分けテストは学年が上がるにつれ講義で扱わなかった出題が多くなります。

塾の補習のため家庭教師を雇用しても、週4以上通塾していては、家庭教師の講義の時間は僅かしかとれないため中途半端な講義となり、とてもお子さんの弱点補強、塾のクラス維持またはアップ、ひいては、志望校対策など物理的に不可能です。

 

また、英語塾では、通常英検・TOEIC対策(絶対評価)と英会話(セミリンガル化?)の講義が主となるので、入試対策にはなりません。

www.sunafuki.com

 

さらに、個別指導塾の教師は通常大学生であり、複数人に対し同時に、かつ、予習なしで指導を義務付けられるので、進学塾の高度な問題に即答するにはよほど優秀な学生でないと不可能であり、個別指導塾でそのような学生に当たる確率は極めて低いと思われます。

 

つまり、進学塾の補習のため講じる手段は全て

裏目に出る場合が多いと結論付けられます。

 

成績不振の本当の原因を知りましょう

進学塾に実績があるほど、入試が近づくにつれ入塾者と転塾者が増加し、かつ、入試に沿った出題がなされるため、クラス分けテストは過酷になり、希望するクラスに入れない、ないし、上位クラスから落ちることもしばしばです。

 

上位クラスに上がれない、また、下位クラスに落ちる原因の多くは、

「塾の講義を消化できていない」ことにあります。

講義を消化できないのは、「基礎事項に何らかの欠落」があるためです。

当該欠落(解らないままになっている点)を発見し、自分のものとしない限り、クラス分けテストで点数をとり、ひいては、志望校合格は相当困難です。

換言すれば、「バケツの底に穴の開いた」状態で塾の素晴らしい講義を聞いても、

お金と時間の無駄になるだけです。

 

残念ながら、マスプロ教育の進学塾では、お子さんの弱点を補強してくれないので

何らかの対策が必要なことは火を見るよりも明らかです。

 

勇気を持った方向転換を

打開策としては、通塾中の進学塾について再検討することです。

志望校の合格実績や通塾の利便性だけで選ぶのではなく、お子さんの性格等(引っ込み思案、身体の強弱、等々)を考慮した選択になっているか、再検討する必要があります。

 

塾を中心とした受験対策をすると決めたら、英語塾や個別指導塾はやめ、

空いた時間を塾の復習に充てる時間にしましょう。

さらに、クラス分けテストに一喜一憂するのもやめましょう。

お子さんのストレスが増す原因になるのみならず、たとえ最上位クラスにいても志望校合格を保証してくれるわけでないことを考えてください。

現に、〇アカの最上位クラスでも、早慶全落ちは合格者数より多数です。

 

それでも、クラス分けテストに拘りたいなら、あくまでも塾の補習のみを

目的として家庭教師(アルバイトでも可)を考えましょう。

 

お子さんに塾は向かないと考えたら、きっぱりと塾は捨て、家庭教師を付けましょう。

その場合は、志望校に合格実績のあるプロ家庭教師にしてください。

プロ家庭教師であれば、お子様の弱点補強と入試対策を任せることができます。

ただ、当然のことながら、経済面等色々な点で余裕のあるご家庭のみの選択になります。

 

餅は餅屋

入試は一生を決める一大事です。

 

ご自分の成功体験に拘らず、柔軟に発想し、結果が出ない場合は改めましょう。

 

www.prokatekyo.net