長期的な計画で
ご存知の方も多いと思いますが、大谷選手は、当初、高校卒業後直ぐに大リーグに挑戦し、日本の球団には所属しないと明言していました。
しかしながら、ドラフトで大谷選手との交渉権を得た日本の球団である日本ハムファイターズが、
「高校卒業後直接大リーグに渡った選手と、日本の球団で実績を積んでから大リーグに渡った選手の成功割合」
についてのデータを用い、先ずは日本球界で実績を積むことを勧め、
さらに、いわゆる「二刀流」を確約したことに心を動かされ、日ハムへの入団を決意しました。
その後の彼の活躍は申し上げるまでもありません。
違いを見極めることの重要性
日本野球と大リーグの大きな違いは、
前者は「選手育成」を重視しするのに対し、後者は「選手間での競争による選抜」を重視するということです。
中学入試における教育機関に例えると、前者は家庭教師や小規模塾、後者は〇APIX
高校入試では、後者は〇アカ
大学入試では、後者は〇緑会
でしょうか。
お子さんの適性に合った教育機関を選びましょう
言うまでもなく、お子さんの性格や能力、そして、学習経験等により、最適な教育機関は異なります。
毎月のテストの結果が廊下に張り出され、席順が成績順で目まぐるしく変わる塾が合うお子さんもいれば、家庭教師や小規模な塾で勉強方法を教わりながらマイペースで勉強したほうが成績アップする生徒さんもいます。
悩ましいのは、お子さんがどのような教育機関が向いているのか、最終的には「試してみなければわからない」ことです。
中学受験での経験を参考に
そこで、ひとつの案としてお勧めするのは、
「中学受験で〇APIXや〇アカ等のイケイケ型の塾が合わなかった方」は家庭教師をつけてみることです。
育成型の典型である家庭教師に勉強方法を教わり成績アップが見られたら、志望する高校や大学へ多数の合格実績がある予備校や塾に移るか、家庭教師と塾を併用するのが宜しいと思います。
実績があり、信頼に足る家庭教師は費用が高いので、入試まで1年半以上あるご家庭では、家庭でのご負担を少なくするため、家庭教師と塾の併用がおススメです。
ただ、入試まで1年を切り、現在の偏差値と志望校の偏差値が10以上離れている場合は、家庭教師に全てお任せしたほうが合格の可能性は高まります。