
近年、早稲田・慶應の付属高校人気はますます高まり、多くの中学生が目指すようになっています。
その結果、「付属高校は大学受験がないから楽だ」とか「高校受験は大学受験ほど厳しくない」といった極めて楽観的な(甘い)考えを持つ人が少なくありません。
このような認識は非常に危険であり、特に「中3から本気を出せば何とかなる」と考えている人は、ほぼ間違いなく合格は厳しいでしょう。
早慶付属高校入試レベルは高い
まず、早慶の付属高校の入試は非常に難関です。
皆さんが考えているよりも壁は高くて厚いです。
合格者の偏差値は、駿台模試基準で65~70に達することもあり、公立中学校トップの生徒さんでも普通に落ちます。
また、慶應義塾高校・志木高・早稲田本庄などは、開成・筑駒・都立日比谷等を志望する東京都の有力受験層も受験するため、競争率は非常に高く難関です。
さらに、早慶付属高校には内部進学の枠があるため、単純に定員数だけを見てはいけません。たとえば、早稲田実業高校は募集人数約110人ですが、実際の志願者数は600人を超えることもあります。
この倍率を考えれば、付属高校入試が「大学受験より楽」という考えがいかに誤りであるかが分かるでしょう。
早慶付属高校を目指すなら中1・中2から準備を
「中3になってから頑張れば何とかなる」という発想は、そもそも早慶付属高校受験には当てはまりません。
高校受験は中学3年間の学習内容が試験範囲になるため、短期間でカバーするのは不可能です。
特に、数学や英語は中1・中2からの積み重ねが重要であり、遅れを取り戻すのは極めて困難です。
実際、早慶付属高校の合格者の多くは、中1・中2のうちから基礎学力をしっかり固めています。模試の結果を見ても、早慶合格者は中2の時点で偏差値60以上をキープしていることが一般的です。
逆に、中3になって急に勉強を始めても、基礎が固まっていない状態では偏差値を伸ばすのが難しいでしょう。
※通常偏差値は猛勉強しても、1年間で5上げるのが限界と言われています
早慶付属高校を狙うならどんな勉強をすべきか?
1、英語と数学を重視する
早慶付属高校の入試英語は難易度が高く、文法・語彙・長文読解の全てが問われます。
数学も応用問題が多く、基礎力だけでは太刀打ちできません。
2、駿台模試偏差値を意識する
早慶付属高校を目指すなら、駿台模試偏差値を基準にするのが良いでしょう。
一般的には、中3の夏までに偏差値60、中3の冬には65以上を目指すのが理想的です。
3、過去問演習を徹底する
早慶の付属高校はそれぞれ問題傾向が異なります。たとえば、早大学院は国語の記述問題が多く、慶應志木は数学の難問が特徴です。志望校に応じた対策をするためにも、最低でも5年分の過去問は解いておきましょう。
まとめ
「早慶の付属高校はお得」と思っている人は大間違いです。
むしろ、高校受験の時点で非常に高い学力が求められ、いいかげんな準備では合格できません。
特に、「中3から頑張ればなんとかなる」という考えは通用せず、中1・中2のうちからしっかりとした学習計画を立てることが不可欠です。
本気で早慶付属高校を目指すなら、早い段階から受験対策を始め、模試での偏差値を確認しながら実力をつけていくことが大切です。
スタートの出遅れは、合格の可能性を大きく下げることを肝に銘じておきましょう。

