コロナ禍での高校入試
令和2年は、コロナの影響で6月まで学校ではまともに授業が行えませんでした。
また、大手塾や予備校も早速オンライン講義に切り替えました。
学校での授業に依存した学習をしていたご家庭では生徒さんの学力低下が著しく、一方、学校に頼らず塾や家庭教師を重視したご家庭では、例年よりも入試対策ができているという皮肉な結果となっています。
コロナ休校を利用して受験勉強に専念できた難関高校を目指しているご家庭が多ければ、令和3年の難関高校の入試が激戦となること必至です。
残された時間の利用法
例年のようにオープンキャンパスによる学校見学はできないものの、秋には挑戦校・堅実校・すべり止め校からなる志望高校を決定し、志望校の過去問を潰す必要があります。
「 未だ過去問を解くほど勉強が進んでいない」などと言い訳していてはいけません。
現段階では、点数が半分も取れなくていいので、「志望校の出題傾向」を研究してください。
特に今年は模擬試験の会場開催が危ぶまれ、自分の成績を客観視しにくい状況なので、塾の講師や家庭教師に過去問の採点を依頼し、志望校の合格可能性を測る目安にしてください。
メンタルケアも大事
コロナにより、マスク着用必須のうえ、行動にも大幅な制限が課せられている今日この頃であり、受験生の皆さんは受験ストレスだけでなくコロナストレスとも対峙していることでしょう。
ご家庭は当該事情を考慮し、受験生にメンタル面でのケアを心がけてください。