東京歯科大学との合併の衝撃
先日、慶応大学が東京歯科大学と合併交渉に入ったとの報道がありました。
ご父兄が歯科医院をされているお子さんのうち、慶応大学付属校を希望される方が確実に増えることから、
慶応大学付属校はますます難化傾向が進むと予想されます。
わたくしは従来から、
「早慶Gマーチ等の有力付属高校を目指すのであれば、中2から本格的な受験勉強を始めるべき」
ことを強調しております。
その理由として、早慶Gマーチ付属高校における難易度の高い入試に対応するため、学力養成にかかる時間の確保にあることはもちろんですが、今回は別の観点からその理由を申し上げたいと思います。
精神的に未熟な中学生にはメンターが必要
早慶Gマーチ付属高校に合格するためには、トップクラスの学力を身に付けなければなりません。
ただ、この栄冠を勝ち取るためには、学力を身に付けることが必要条件に過ぎないことに注意してください。
十分条件としてわたくしが考えるのは、
「生徒さんのモチベーションとメンタルの維持」です。
高校受験に臨む中学生は、まだまだ精神的に未熟なことから、厳しい椅子取りゲームに勝つためにはメンタル面の強化がどうしても必要になります。
ゲームやスマホ、TDLやUSJ、友人との交友等、同世代の中学生が夢中になっている様々な誘惑を断ち切らなければ、栄冠を手にすることなどできません。
そのためには、(肉親ではない第三者が)
「自分にとっていま必要なやるべきことを自覚するよう」促し、
「自分の意志で誘惑を断ち切れる」ようにすることが必要になります。
勉強を教授するだけでなく、メンター的役割を果たしてこそ、受講料を支払う価値のある講師であるとわたくしは考えます。
相性の良い講師を探すのは時間がかかる
ただ、生徒さんと相性が良く、メンターとなりモチベーションを維持させるような講師を探すのは、現実は非常に困難で時間がかかります。
お子さんの教育に熱心なご家庭程、ご父兄が多忙であることから、
「適当なところで手を打っている」のが現状ではないでしょうか?
わたくしが
「早慶Gマーチ等の有力付属高校を目指すのであれば、中2から本格的な受験勉強を始めるべき」
と申し上げているのは、こうした生徒さんにフィットした講師を見つけ出すことに時間がかかることを斟酌してのご提案です。
また、最善と思って依頼した講師が生徒さんとフィットしなかった場合にも、中2の早い時期から受験勉強をスタートしていれば、転塾や家庭教師の交代も可能となります。
疑問や不安を抱えたまま、入試に突入してもいい結果は得られません。
まとめ
早慶Gマーチ等の有力付属高校を目指すのであれば、中2から本格的な受験勉強を始めるべき理由
1、早慶Gマーチ等の有力付属高校合格のための学力をつけるためには時間的に2年は必要
2、生徒さんと相性が良く、メンターとなる講師を探すのには相当な時間がかかるため、中2から動く必要がある
3、転塾・家庭教師の交代をする場合のリスクヘッジ