
2025年R高校に合格したお母様の体験記
〇アカ入学
息子が第一志望の高校に合格するまでの道のりは、決して簡単なものではありませんでした。
中学2年生の春、駿台の模試を受けた時、偏差値は目標としていた高校の合格基準に届かず、私たち親子は不安な気持ちでいっぱいでした。その時は、心の中で「本当に間に合うのだろうか」と何度も自問自答していました。
そんな中、息子が決心して〇アカに入学することを選びました。周りの生徒たちは非常に優秀で、息子は最初、少し戸惑いながらも、その環境に次第に慣れていきました。勉強に対する姿勢も少しずつ変わり、彼の中で何かが動き始めたようでした。しかし、それでも苦手な科目の克服は簡単ではなく、成績は一進一退を繰り返し、親としては焦りや心配の気持ちが募っていきました。
I先生との出会い
そんな時に出会ったのが、家庭教師のI先生でした。中学2年生の秋、知人の紹介でI先生の指導を受けることになったのですが、最初の授業で息子の答案を見たI先生は、「基礎が不安定な部分があるけれど、ここをしっかり固めれば絶対に伸びる」とおっしゃってくださり、その言葉に、私たち親としても大きな希望と勇気をもらったことを今でも覚えています。
I先生の指導は、単に問題を解くことだけにとどまらず、息子が自分で学ぶ力を育てることに重点を置いてくださいました。数学では、公式をただ覚えるのではなく、その背後にある論理や考え方をしっかり教えてくださり、息子は「数学が、ただの計算じゃなくて考え方だってわかった」と、次第に自信を持てるようになりました。また、国語の記述問題では、「まず何を問われているのかを整理することが大事だよ」と教えていただき、それが息子にとって大きな転機となりました。
それでも、駿台模試の結果は思うように伸びず、秋になっても、目標とするR高校の合格基準にはまだ5ポイント足りない状況が続きました。焦る気持ちや不安な気持ちが私の中に溢れましたが、I先生は冷静に「この最後の追い込みで必ず逆転できる」と言い、息子と一緒に具体的な学習計画を立ててくださいました。過去問の分析を徹底し、息子の弱点をしっかりと見つけて、それに合わせた対策を打っていくことで、少しずつ自信を取り戻していったのです。
入試本番へ
そして、ついに迎えた入試本番。息子は手ごたえを感じていたようですが、結果は「補欠合格」でした。一瞬、私たちは落胆しましたが、I先生は「補欠でもまだチャンスはある。合格を信じて待ちましょう」と、温かい言葉をかけてくださいました。数週間後、繰り上げ合格の通知が届いた瞬間、息子と私はお互いを抱きしめて喜び合いました。どんなに辛い時期でも諦めずに支えてくれたI先生、そして息子自身がここまで頑張れたのは、彼自身の努力と周りの支えがあったからこそだと感じています。
この経験を通して、私は心から実感しました。大切なのは、成績を上げることだけではなく、何より「自分に合った学習方法」を見つけることが重要だということです。どんなに優れた学習環境でも、それが合わなければ、効果は半減してしまいます。〇アカとI先生、両方の指導があったからこそ、息子は合格を勝ち取ることができたと、心から感謝しています。
最後に
受験を控えているお母さま方へ。模試の結果に一喜一憂することがあるかもしれませんが、最も大切なのは、最後までお子さんを信じ、諦めずに支え続けることだと感じました。そして、子供に合った学習方法を見つけることが、何よりも効果的だと実感しています。息子の成長を見守りながら、私たち親も共に学び、成長していくことができたことに、心から感謝しています。