
- はじめに:なぜ「参考書・問題集選び」が合否を分けるのか?
- 早慶合格に必要な学力レベルとは?
- 英語:準1級相当の力が求められる
- 数学:思考力・論理力・スピードの三拍子が求められる
- 国語:現代文・古文・漢字、すべて抜かりなく
- 自学自習は難しい!
- まとめ:合格を勝ち取るのは「教材選び」と「学習環境」
はじめに:なぜ「参考書・問題集選び」が合否を分けるのか?
早慶付属高校、すなわち慶應義塾高校・志木高校、早稲田実業・早大学院・本庄などは、全国でもトップレベルの難関高校です。
その入試は中学内容を大きく超えた出題がなされ、英数国いずれも「高校レベルの学力」が求められます。
早慶の付属校を目指すのであれば、どの教材を使うかが極めて重要です。
なぜなら、中学生用の一般的な参考書や問題集では、早慶付属高校入試問題のレベルに太刀打ちできないからです。
この記事では、早慶付属高校合格のために本当に必要な参考書・問題集だけを厳選してご紹介します。
早慶合格に必要な学力レベルとは?
まず前提として押さえておきたいのが、早慶付属高校の入試では、全科目において「高校1年レベル」の学力が必要であるということです(慶應義塾高校の英語は、高2レベルに相当)。
また、こうしたレベルに達するには、中学2年の夏までに、〇アカSK2クラスまたはTクラス、あるいはSAPIXなどの上位クラスに在籍し、かつ、駿台模試偏差値60以上でいることが目安となります。
そうでない場合、集団塾だけでなく、個別指導や家庭教師の導入が現実的な選択肢になります。
英語:準1級相当の力が求められる
英語は、志木・日吉(慶應義塾)ともに圧倒的に難易度が高く、合否を分ける最重要科目です。
目標は「英検準1級レベル」、つまり日東駒専~MARCHレベルの大学入試問題を読み解ける力を中学生のうちに養う必要があります。
■単語・熟語
・グリット2500 / グリッド1300
→ 頻出単語を体系的に学べる。1300まで仕上げれば大学受験でも戦えます。

👆メルカリ等で購入可能
・英熟語必勝トレーニング
→ 熟語は読解と英作文で問われやすく、抜け漏れのないように日々確認を。
■文法
・SAPIX式英文法123
→不明点はこれで確認
・シリウス発展編 / 新中問発展編
→ 中学文法を超えて、高校英文法の基礎までカバー。中2夏までに終了したい。
・プログレッシブグラマー(〇アカ教材⇒メルカリ等で入手)
→ 難関高校向け英文法書。正確な文法知識を武器に、記述対応力を養成。

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・大学入試用の英文法問題集
→ 中3の秋以降には、これらを使って入試実戦演習を始めましょう。
■長文読解
・リーダーズチョイス / 入試問題集アドバンス(〇アカ教材⇒メルカリ等で入手)


→ 高校入試問題に時間内で回答する訓練
・早慶必勝テキスト後期(〇アカ教材⇒メルカリ等で入手)

→ 本番想定の問題で演習。速読・要約力・語彙力の総合力を鍛える。
■英作文
先ずは、これでパターンを暗記!
・基本英作文問題精講
→ 自由英作文や整序英作文に対応。文法知識をアウトプットに繋げる訓練が可能。
・自由英作文対策はコチラ
数学:思考力・論理力・スピードの三拍子が求められる
早慶の数学は一筋縄ではいきません。
問題文も長く、見慣れない形式で出題されることが多いため、「パターン学習+応用力」の両方が不可欠です。
■基礎~発展
・新中問発展編
→ 中学範囲の基礎から発展をきっちり固める。最短で中3夏までに完成を。
■応用・入試対策
・上位校への数学アドバンス / ファイナル(〇アカ教材⇒メルカリ等で入手)

→ 難関私立向けの良問が多く、解法パターンだけでなく論理力が鍛えられる。
・早慶必勝テキスト後期(〇アカ教材⇒メルカリ等で入手)
→ 過去問ベースで構成された実践形式の問題集。本番形式に慣れるのに最適。

・塾技等→短時間に回答するために
国語:現代文・古文・漢字、すべて抜かりなく
英数の影に隠れがちですが、国語の失点は大きな差を生みます。
特に記述式の現代文では、語彙と読解の力が試されます。
■現代文
・新中問発展編(国語)/実力完成問題集 / ダブルイニシャチブ
→ 記述・選択・要約力の強化。論説文・物語文ともに対応可能。
■古文
・マドンナ古文単語230 パワーアップ版
→ 高校古文の入門に最適。単語と文法をバランスよく学べる。
または、コチラ
■漢字
・進級式漢字練習帳 中学後編
→ 毎日少しずつ、定着させることが大切。読み書き両方に対応。
・余力のある方は
・中学見て学ぶ国語 自由自在
→ 四文字熟語や文学史の学習のために手元に置く
自学自習は難しい!
これらの教材を見て「難しすぎる」と感じた方も多いかもしれません。その感覚は正しく、このレベルの学習は独学や一般的な塾だけでは困難です。
特に中2の夏時点で、早稲アカSK2やTクラス(トップクラス)に在籍していない、あるいは、駿台模試の偏差値60未満の方は、学力的に十分な下地ができていないと言えます。
その場合は、早慶付属高に精通した家庭教師や個別指導の導入を真剣に検討すべきです。
「自分でやれば何とかなる」は通用しません。
早慶合格に必要なのは、高密度かつ戦略的な学習です。
まとめ:合格を勝ち取るのは「教材選び」と「学習環境」
早慶付属高校の入試は、間違いなく高校受験の中でも最難関に属します。
ただし、適切な参考書・問題集を選び、正しい戦略のもとで学習を積み重ねれば、確実に合格へと近づくことができます。
もう一度ポイントを整理すると…
英語は準1級レベル、大学入試並みの長文読解力が必須
数学はパターンだけでなく論理力・スピードも重要
国語は記述式対応を含めてバランスよく対策
中2夏までに一定レベルに達していない場合は、家庭教師の導入も検討
焦らず、しかし確実に一歩ずつ実力を積み上げていきましょう。正しい教材と戦略があれば、早慶合格は実現可能です。








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